制作:2024年1月
キットについて
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する、グラスレー寮の機体「ハインドリーシュトルム」です。量産機ハインドリーをベースにした強化バリエーションで、背部に装備した可動式の専用兵装が大きな特徴になっています。実戦向きの量産機らしいミリタリーな雰囲気と、武装の多さが魅力の機体ですね。
今回はオリジナルの落ち着いた配色から思い切って変更して、装甲全体をパープルのキャンディ塗装で仕上げてみました。シルバー下地の上にクリアパープルを重ね、最後に艶消しトップコートでまとめる、いわゆる「マットキャンディ塗装」に初挑戦です。光沢のキャンディとはまた違う、しっとりとした深みのある発色を狙ってみました。
実戦的な量産機ということもあって、ミリタリー感のある艶消し系の色がよく似合ってくれます。地上戦タイプのカラーリングなども作れそうで、想像が膨らみますね。
組んでみると、可動域も広く、ミカエリスと違ってちゃんと簡単に自立してくれるのがありがたいところ。シールドの構え方も独特の機構になっていて、触っていて楽しいんです。造形が本当に良く、つい複数機揃えたくなってしまう逸品ですね。
ちなみに発売は2023年5月頃。まだガンプラ全体の品薄傾向が続いていた時期でしたが、この機体は比較的スムーズに購入できました。とはいえ2025年現在では値上がり傾向で、定価での購入が難しくなってきているのは少し残念なところです。
キット情報
制作工程
- 素組み・仮組み
- スジボリ
- 塗装(キャンディ塗装)
- 墨入れ
- デカール
- トップコート(艶消し)
塗装レシピ
塗装の順序は、全体塗装 → 墨入れ → 仕上げ(トップコート)→ 差し色の順で進めました。差し色のメッキシルバーだけは、トップコートの後(=クリアを被せない状態)に塗っています。
| 部位 | 塗料 | 仕上げ |
|---|---|---|
| 紫(本体装甲) | TS-42 ライトガンメタル+GX107 GXクリアパープル(キャンディ塗装) | GX113 スーパークリアーIII UVカット(つや消し) |
| 関節 | H12 つや消しブラック | GX113 スーパークリアーIII UVカット(つや消し) |
| 武器・バックパック | C61 焼鉄色 | GX113 スーパークリアーIII UVカット(つや消し) |
| 白 | GX1 クールホワイト | GX113 スーパークリアーIII UVカット(つや消し) |
| 墨入れ | GM01 ガンダムマーカー スミ入れ用ペン | — |
| 差し色(バーニア等) | XGM100 ガンダムマーカーEX ガンダムメッキシルバー | クリアを吹かない(トップコート後に塗布) |
制作メモ
うまくいったこと
- マットキャンディ塗装は大成功でした。装甲をパープルでキャンディ塗装し、その上から艶消しトップコートを吹くという初めての試みでしたが、想像以上に重厚感が出てくれて大満足です。光沢のキャンディとは違う、落ち着いた深みのある発色になってくれました。
- XGM100 ガンダムメッキシルバーの差し色が効果絶大でした。特にバーニアの内側に使うと、テカテカのメッキ感がものすごく映えてくれます。これは差し色として完全に「アタリ」でしたね。
失敗・反省点
- マットキャンディ塗装は手間がかかるのが難点です。下地シルバー → クリアパープル → 艶消しと工程が多く、キャンディ塗装と同じく根気がいります。もう少し簡易的に同じ雰囲気を出せる方法がないか、今後も探っていきたいところです。
- XGM100 メッキシルバーは、絶対に上からクリアを重ねてはいけません。このメッキシルバーは、クリアを吹かないのが正解です。トップコートを被せるとメッキ感がくすむこと自体は悪くないのですが、アルコール系塗料のため塗料そのものが溶けてしまい、綺麗なくすみにならずマダラになってしまいました。差し色は必ずトップコートの「後」に、何も被せずに使ってあげてください。
次回への教訓
参考にした作例・塗り方
配色を決めるにあたって、同じハインドリーシュトルムを塗装された先達の作例を参考にさせていただきました。
マットキャンディ塗装そのものの手順は、こちらの動画がとても分かりやすかったです。
