制作:2026年5月

キットについて

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する、地球連邦軍の大型量産機です。ジェスタの系譜を感じさせるゴツゴツとした重厚なデザインがカッコよく、一目惚れして購入しました。2026年2月発売のこのキットは、過去の「ユニコーンVer.」などの単なる色替えではなく、大部分が新規設計に刷新された大幅進化版になっています。

作る側として嬉しいポイントが詰まっています。

  • MG並みに密度の高い脚部ギミック。片足だけで44パーツという異例の細かさで、膝を曲げると脛の装甲が連動してスライドし、内部のシリンダーやバーニアが露出します
  • KPS素材への刷新で保持力アップ。従来のポリキャップを廃し、重装甲の巨体でもしっかり自立。股関節のスライドや肩の引き出しでポージングの幅も広がっています
  • 最新のプロポーション。先行機より全高が伸び、左肩の「フレキシブル・シールド」が差し替え式から可動アームへ進化しました
  • 充実の武装。ビーム・ライフル/ビーム・サーベルに加え、劇中で印象的だったバズーカが付属。バックパック左右のウェポンラックに懸架できます

ネットでの評判も上々で、「別物レベルの進化(HGの皮を被ったMG)」「脚部の組み立てがとにかく楽しい」「全高約22mの巨体ならではの存在感」と高評価です。一方で、腰の捻りや足首の可動には少し制限がある、定価3,850円とHGとしてはやや高価、ギミックが増えたぶんパーツのポロリがあるといった惜しい声も。とはいえ、素性の良いキットで量産機をじっくり塗って楽しみたい人には、満足度の高い一台だと思います。

キット情報

BANDAI HOBBY 公式サイト
HG 1/144 グスタフ・カール00型

制作工程

  • 素組み・仮組み
  • スジボリ
  • 塗装
  • ウォッシング・ウェザリング
  • 墨入れ
  • ドライブラシ
  • デカール
  • トップコート(艶消し)

制作の流れ

その1:パーツ切り出し・グレーから塗装

パーツ数がとにかく多く、塗装用のクリップが足りないほど。まずは下地となるグレー部分から塗り進めることにしました。

その2:本塗り(ブルー2色)

晴れ間を狙って残りのパーツも一気に塗装。メインのブルーは自衛隊カラーのオーシャンブルー系2色、バーニアはチタンシルバーで塗り分け、一晩しっかり乾燥させました。

HG 1/144 グスタフ・カール00型 — 本塗り完了。自衛隊カラーのブルー2色が、いい感じにまとまってくれました
本塗り完了。自衛隊カラーのブルー2色が、いい感じにまとまってくれました

その3:仮組みで様子見

ここで一度仮組みして全体のバランスを確認します。当初は赤・黄のパーツも一度グレーに振ってから塗り替えるつもりでしたが、仮組みしてみると今の落ち着いた配色がしっくり来たので、無理に変えずこのまま活かすことにしました。

HG 1/144 グスタフ・カール00型 — 仮組みして様子をみる。赤・黄パーツはグレーへ振る予定でしたが、この落ち着いた現状が良さそうだったのでそのまま採用
仮組みして様子をみる。赤・黄パーツはグレーへ振る予定でしたが、この落ち着いた現状が良さそうだったのでそのまま採用

挑戦したこと

「計画どおりに塗り替える」よりも、実際に仮組みして見た目で判断するほうが良い結果になることもあります。今回は予定を変更して正解でした。

その4:汚し・墨入れ・ドライブラシ・デカール

仕上げ工程をまとめて実施しました。まずはウェザリングカラーを含ませたセームで吹き上げてウォッシング。今回が初挑戦で、「ここまでやって大丈夫なのか…」と不安になりながらの作業でした。続けて墨入れ、水性シルバーでのドライブラシ(こちらも初挑戦)と進め、最後にデカール(シール)を貼って引き締めました。

HG 1/144 グスタフ・カール00型 — 初挑戦のウォッシング。ここまでやって問題ないのか不安になりながら実施しました
初挑戦のウォッシング。ここまでやって問題ないのか不安になりながら実施しました
HG 1/144 グスタフ・カール00型 — シールドにシールを貼付。薄くてピッタリ貼れる優れもので、エンブレムがきれいに決まりました
シールドにシールを貼付。薄くてピッタリ貼れる優れもので、エンブレムがきれいに決まりました

塗装レシピ

部位塗料・手法メモ
グレーMr.カラー C35 明灰白色(三菱系)パーツ数が多く、先にグレー部分のみ塗装
青(2色)Mr.カラー C374/C375(海上自衛隊機 シャロウ/ディープ オーシャンブルー)お気に入りの自衛隊カラー。グスタフ・カールにマッチ
赤・黄 → ライトグレーMr.カラー C35 明灰白色(三菱系)元の赤・黄を明灰白色に塗り替え。全体が引き締まる
バーニアMr.カラー SM205 スーパーチタン2
パイプ・差し色水性ホビーカラー HSM01 スーパーファインシルバー(筆塗り)
汚しMr.ウェザリングカラー(マルチブラック)セームで吹き上げて汚し
ドライブラシ水性ホビーカラー HSM01 スーパーファインシルバー初挑戦。金属感アップ
トップコート艶消し

ポイント: 青系2色を自衛隊のオーシャンブルー系で塗ってあげると、グスタフ・カールの無骨なデザインに非常によく合ってくれます。赤・黄をライトグレーに変えることで、全体がぐっと引き締まりました。

制作メモ

うまくいったこと

  • 自衛隊カラーのブルー2色が、グスタフ・カールの機体デザインに見事にマッチしてくれました
  • シールドのシールが薄くてピッタリ貼れる優れもので、デカール仕上げがきれいに決まりました

失敗・反省点

  • 途中で墨入れを忘れてしまい、最終工程でまとめてリカバリーすることになりました
  • ドライブラシで出した金属感が、最後の艶消しトップコートで少し消えてしまいました。次回は工程の順番を工夫したいところです

挑戦したこと

  • 初挑戦のウォッシングが想定以上にうまくいってくれました
  • 水性シルバーのドライブラシ(初挑戦)で金属感が出て、完成度が一気に上がってくれました

次回への教訓

ドライブラシによる金属表現は、艶消しトップコートの後に行うか、金属部分をマスキングして艶を残すなど、工程順にひと工夫が必要そうです。

完成ギャラリー

使用塗料

Mr.カラー C35 明灰白色(三菱系) Amazon検索 楽天検索
Mr.カラー C374 シャロウオーシャンブルー Amazon検索 楽天検索
Mr.カラー C375 ディープオーシャンブルー Amazon検索 楽天検索
Mr.カラー SM205 スーパーチタン2 Amazon検索 楽天検索
水性ホビーカラー スーパーメタリック HSM01 スーパーファインシルバー Amazon検索 楽天検索
Mr.ウェザリングカラー WC001 マルチブラック Amazon検索 楽天検索
Mr.スーパークリアーIII GX113 UV カット つや消し Amazon検索 楽天検索


このキットはネット通販で購入しました(2026年2月)。